からいもとは
「からいも」とは、鹿児島弁で「サツマイモ」のことです。
その昔、海を渡って鹿児島に伝えられた「からいも」は、南九州に根を下ろし、人々の食糧となり、産業や生活に大きな影響をあたえてきました。薩摩の歴史は、遣唐使、鉄砲・キリスト教伝来、南蛮貿易、明治維新等等、海外交流の歴史でもあり、高度経済成長と共に出稼ぎ・離農・過疎・高齢化が進み一つの生活と文化の消滅の危機でもある現代の南九州の農村において、本土最南端から中央ではなく世界を見つめ、国境を越えた人と人との交流をする事によって新たな活力あふれる文化と経済が再生するのではないかと確信しました。そうして1982年、鹿児島の農家に在日留学生(=第2のからいも)を2週間ホームステイさせ、あるがままの日常生活を共に過ごした事から、私達の主幹事業である「からいも交流」が始まりました。
寝食を共にし、共に汗を流しながら異質文化に触れ、真の国際理解を図るというこの草の根交流は、ホームステイを受け入れた人々に自信や誇り夢を与え、農村の人々の心のこもった奉仕や情熱で逞しく根を張りました。これまでにこの交流に参加した留学生は約4000名となり、受入家庭もほぼ鹿児島全土、そして宮崎南部にも広がっています。
この交流の波は、更にアジアへと広がり、アジアの地域と南九州の農村地域を結ぶカラモジア(からいも+アジア)運動へと発展しました。カラモジア交流では、南九州のホストファミリーや青少年達がアジアの農村に赴き、ホームステイをしながら現地の交流を計っています。
カラモジアは「目覚め・自立・連帯・共生」をモットーに、今後も、農・環境・地域活性を基調とした農村の国際交流を都市民とも連携して推進していきます。
理事長挨拶
過疎と高齢化が進む大隅半島の危機感からスタートした「からいも交流」は、アジアとの連携・協力を目指す「カラモジア運動」へと発展、日本でも有数の「時代の先端を走る生きた運動体」として注目を集めてきました。そして高度成長の時代背景もあって、この運動体をサポートする幅広い財政支援も集まり「財団法人カラモジア」が誕生しました。この過程で一部リーダーのおごりと財政の間違った運営のために、「財団法人」の基金の無断取り崩しという不祥事を生んでしまいました。現在「再生カラモジア」は、これらの後始末と言う負の遺産を背負いつつ、初心に帰り、「からいも交流」の原点を堅持しつつ、躍動するアジア、激動する世界情勢に向き合い、南から次世代の日本の情況を創る「生きた運動体」としての存続を願い、脱皮・再生へ向けて刻苦勉励しているところです。この一年自主財源のもとに、交流局を中心に「からいも交流」の成果を積み重ねてきました。「生きた運動体」の条件は、敏感な時代感覚、活発な意見交換による民主的な運営、健全で自主的な財政運営です。時代に即した広い視野を持つ、新しい時代を創る運動体を育てるために、有志の皆さんの参加と支援を心から願っています。
NPO法人からいも交流 代表理事 東 幸治郎
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からいも交流の歩み
| 1981年 夏 | 南方圏交流センター設立 |
| 1982年 春 | 第一回「からいも交流」誕生 |
| 1985年 夏 | 農村青年タイの農村訪問、「カラモジア交流」が始まる。 |
| 1985年 秋 | 国際青年年記念事業「アジア青年祭/アジア青年会議」を開催 |
| 1986年 夏 | 日韓対話をはかるコグマ交流(現在は「からいも交流・夏」と改称)が始まる。 |
| 第一回MBCカラモジア少年交流が始まる。 | |
| 1987年 春 | (財)からいも交流財団設立 |
| 1988年 春 | カラモジア大学(現在はカラモジア・アカデミーと改称)第一期生入学 |
| 1990年 夏 | 「地域国際化シンポジウム」(外務省、鹿児島県との共催)を開催 |
| 1991年 春 | 鹿児島県戦略プロジェクト「アジア・太平洋農村研修村-カラモジア郷」構想を共同策定 |
| 1994年 春 | 鹿屋市高隅町にカラモジア郷オープン |
| 1997年 春 | インドネシア貧困対策でJICAプロジェクトに参画 |
| 1997年 夏 | 国連開発計画(UNDP)よりミャンマー・シャン州インレ湖流域環境保全対策に協力要請 |
| 1998年 春 | 国連薬物統制計画(UNDCP)より麻薬撲滅への協力要請 |
| (財)カラモジアに発展拡充 | |
| 1998年 夏 | ミャンマー・シャン州インレ湖流域共生プロジェクトを開始 |
| 1998年 秋 | 「アジア・アフリカ共生会議‘98」を開催 |
| タンザニア・スマイエ首相一行25名が来鹿 | |
| 1999年 夏 | ヤンゴン事務所を開設 |
| ミャンマー・シャン湖ニュアンシェエ郡タンボジ村にカラモジア研修センター完成 | |
| 1999年 秋 | ミャンマー・シャン州ワ地区で麻薬撲滅プロジェクトを開始 |
| 2000年 春 | ミャンマー・シャン州で地球温暖化防止(CO2削減)のための植林プロジェクトに着手 |
| 2000年 夏 | からいも交流の受入数が70カ国、3,000人を超える。 |
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役員・スタッフ
| 代表理事 | 東 幸治郎 | 南大隅町 |
| 副理事長 | 野口 ますみ | 南さつま市 |
| 理事 | 田口 奎之介 | 財部町 |
| 理事 | 西牟田 幸一 | 南さつま市 |
| 理事 | 山神 照代 | 鹿児島市 |
| 監事 | 大久保 弘行 | 南大隅町 |
| 監事 | 富永 勇次 | 末吉町 |
| 事務局 | 野口 ますみ |